血液検査の正常値

血液検査は献血をすると費用をかけずにできます。
約1週間で血液検査の結果が自宅に届きますが、気になるのは検査の値が正常値にあるか否かです。
私はほとんど正常値に収まっていましたが、ある日届いた血液検査の結果を見 たら、γ-GTPの横に「*」マークが付いていました。翌日あわてて病院に行って血液検査をしました。正常値に落ち着いていたので一安心し ましたが、血液検査はいろんな病気に気づく重要な指標としてしっかりチェックしましょう。
肝機能 おける血液検査の正常値    腎機能における血液検 査の正常値   代謝系 における血液検 査の正常値


肝機能における血液検査の正常値

項目
正常
異常で疑われる病気
GOT
GPT
10〜40
5〜45
肝炎、肝硬変、肝がん、心筋梗塞
γ-GTP 50 以下 アルコールによる肝臓障害
ZTT 2〜14 肝炎、肝硬変、高脂血症、悪性腫瘍
A/G比 1.1〜2.0 肝臓障害、ネフローゼ、悪性腫瘍


腎機能における血液検査の正常値

項目
 正常値
異常で疑われる病気
尿 素窒素(BUN) 8〜20 腎不全、閉塞性尿路疾患、糖尿病、 肝硬変
血 糖(BS) 空 腹時
70〜110
糖尿病
ク レアチニン(CRNN) 0.5〜1.2 腎不全、心不全、尿毒症


代謝系における血液検査の正常値

項目
正常
異常で疑われる病気
総 コレステロール
(TC)
130〜220 (高値)動脈硬化、糖尿病、高脂血 症、高血圧症、脂肪肝
(低値)肝硬変
HDLコレステロール 40〜75 低いとき心筋梗塞、狭心症、脳動脈 硬化症、脳血栓糖尿病、高脂血症
中性脂肪(TG) 30〜140 肥満、脂肪肝、動脈硬化症、糖尿 病、アルコール性肝障



血液検査は普段、なかなか症状に表れにくい病気を見つける有効な手段と いえます。
沈黙の臓器といわれる肝臓は、タフな臓器ですが病気になると、命にも関わることになりかねません。
また、糖尿病、肥満、心臓、高血圧など、血液検査の結果をみると様々なことがわかってきます。
常に検査結果が正常値であるかどうかチェックし、以上であれば正常値に戻すための治療を早期に行うことが重要です。献血を定期的に行えば血液検査ができま す。献血で人のためになり、血液検査で自分のためになる、これこそ一石二鳥です。
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